ロワードスプリングの取付
要は、もうちょっと車高が低い方がカッコいいと思う、でも、今の乗り心地は好き。変えたくない。だからどうするかと言う話です。なので、Aragostaを始めとする、ハイパフォーマンス・チューンは無し。BILSTEINのダンパーも、品質はいいでしょうが今のところは無しです。
要 求 備 考 車高を下げたい タイヤとホイールアーチとの隙間がどうしてもイヤ。
現状、タイヤ交換により、タイヤ径が大きくなったため、
ホイルアーチの側面と上面のクリアランス差が強調されてしまいます。今の乗り心地は好き バネ定数は純正に近いものを
峠道は好きですが、なめらかにストロークするサスペンションも好みなので、
高すぎるのは困ります。下がりすぎはダメ 長大なフロントオーバーハングを擦りたくない。
樹脂スポイラー無き後も、2度ほどバンパーを擦ってるので、下げすぎはダメ。
さすがに最近は、危険な段差を読めるようになったので滅多なことでは擦りませんが。要求をまとめると、以下の通り
- 車高ダウン量は20〜30mm
- バネレートは純正に近いもの
雑誌、internet、店先などから、147用バネの情報をこつこつと集めた結果が以下の表・グラフです。
バネ定数 [N/mm] ダウン量 [mm] 定価 Front Rear Down Front Rear 純正 29.8 16.2 Cervopiede 32.3 18.6 35 \29,800 ディーキャトロ 33.4 20.9 20.5 18 23 \40,000 H&R 38.0 21.0 40 ガルビノ 38.2 23.5 30 \36,000 Eibach 40.0 37.9 35 \40,000 Over 51.9 26.5 30 \46,000 Arqray 56.8 31.4 25 \48,000 Merwede 25 ※これらの値は全て、いろんな所からの寄せ集めです。正確な値はメーカに問合せてください。
Merwedeのバネ定数まで分かれば、これらのデータは完璧だったのですが。
バネを購入した日曜大工店は、「外車の整備はできません」というポリシーだったので他を当たる必要があります。意外に安かったし対応も良かったので、不満はありませんが。というわけで、バネの交換は名古屋にある大和自動車整備工場に依頼しました。整備工場にプロショップのようなことをお願いするのはちょっと気が引けたのですが、A-classの時の印象が良かったのでここです。電話で話したら、A-classの修理のこともちゃんと覚えていて、快く引き受けてくれました。なお、この工場はドイツ車の整備が経験豊富です。工賃は、5万円ほどの見込みです。A-160の工賃がその値段。
さて、交換には思いの外工賃がかかってしまいました。8万円！ 整備士二人で３日がかりなので、法外な値段ではありませんが、ビックリです。何に手こずったかと言えば、フロントはショックアブソーバ下端の受けの位置合わせ、リアは内張剥がしです。147のバネ交換は、アルファの経験豊富なショップにお願いした方が良いかもしれません。ただ大和自動車の名誉のために言っておくと、この工場の整備は非常に丁寧だし、作業終了後の説明も詳細に渡っていて信頼出来ます。作業途中のデジカメ画像を見せてもらい、いろいろ説明してもらいました(画像をもらってくれば良かった)。ちなみにイタ・フラ関係では、カトウモータース(ランボルギーニ！、FIAT、アルファ、プジョーの代理店)でアライメント調整を依頼すると、この工場に持ってくるそうです。
なお、交換後の車高(フェンダーアーチ上端までの距離)は下記のようになりました。平均すると、フロント14.5mm、リア19.5mmのダウンです。燃料タンク容量(車重)は適当(^_^;)。
交換前 交換後 差分 フロント 右 685 mm 672 mm -14.5 mm 左 694 678 リヤ 右 695 673 -19.5 mm 左 702 685
交換後、市街地20km、高速80kmほど走りましたが、純正との違いはほとんどありません。きちんとストロークします。意識すれば、硬くなったのかなと思う程度です。見た目は、フェンダーとのクリアランスがバランス良く納まって好ましいです。車高が下がりすぎて、”車体ピョコピョコ＆いじってますアピール出まくり”のような下品さも無く満足です。
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バネ交換前 ホイルを換えたときの写真です。ホイルアーチに対してタイヤが下の方にあり腰高な感じ。ちょっとバランスが悪いです。 |
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バネ交換後 タイヤとホイールアーチがほぼ同心円、若干ホイルアーチ中心が高めといった感じです。特にリアのバランスが良くなりました。 そんなにいじっている風でもなく、サスペンションのストロークも十分にあります。 |
